医療法人 広仁会 広瀬病院
menu

よくあるご質問

自己検診ってどうやるのですか?
  / 乳がんの自己検診法について教えてください。

 乳癌は自分でも見つけられます。毎月1回、自己検診をやれば、自分でも早期発見できるのです。しこりや乳汁分泌に気がついたら、すぐに専門医(外科)に見てもらいましょう!
 さて、自己検診は、生理後乳房のはりがなくなった頃、おふろに入るときが最もよいと思います。鏡の前で、ご自分の乳房をまずじっくり眺めてみてください。乳首の変形、ひきつれ、皮膚の陥凹などをチェックします。体を洗うとき、手を広げ、4本の指をそろえて乳房の上から下へまんべんなくなで下します。右と左を比較して、硬いかたまりをチェックしてください。このとき、乳房はつまんではいけません。そして最後に、乳頭、乳輪部をつまんで、乳頭からの分泌物を見ます。異常に気がついたら、いろいろ悩まずにすぐに専門医へご相談ください。 詳しくはこちら

乳癌にならないようにするにはどうしたらいいでしょうか?

 乳癌の予防に対しては、欧米にてホルモン剤、ビタミン剤を使った臨床研究が行われていますが、この結論がでるには時間がかかります。今のところ何もありません。食べ物で食べてはいけないものがありますか? とよく聞かれますが、乳癌のリスクを高めないことで、あえて予防できるものとしては肥満があげられます。中年の肥満は他の生活習慣病にも影響します。

健康食品(アガリスク、プロポリス等)は癌に効きますか?

 特に乳癌術後の患者さんによく聞かれます。健康食品ですから、臨床研究としてのデータがありません。したがって、効きますとも効きませんとも言うことができません。医師が使用できる薬剤、保険請求できる薬剤とはたくさんのデータを持ち、有効率はもちろん、危険率、副作用を検討できる薬剤です。理論的に安心できる薬剤と理解してください。健康食品はその評価が厳密に報告されるにまで至っておりません。

胃カメラは本当に苦しくないのですか?

 当院ではハイビジョン対応の細型の内視鏡を導入しておりますが、胃カメラにて苦痛を訴えられるのは咽頭反射のきつい方が多いようです。そのような方には充分に咽頭麻酔を施し、必要に応じ鎮静剤を投与し、苦痛をできる限り除くように努力しておりますのでどうぞご安心ください。

ペインクリニックで取り扱われる病気にはどのようなものがありますか?

 一般的にペインクリニックの対象となるのは、筋収縮性頭痛(ほとんどの頭痛はこれに含まれる。)、頸肩腕症候群、頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、腰痛症、腰椎椎間板ヘルニアなどの頭・頸・肩・腕・腰・足の痛みです。これらの多くは整形外科の領域と重なっています。
 その他にも顔面神経麻痺、三叉神経痛、突発性難聴、メニエル氏病、顔面けいれん、帯状疱疹、花粉症(アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎)、閉塞性動脈硬化症(足先が冷たくなり腐っていく病気)、癌性疼痛なども対象になります。

プラセンタ治療について教えてください。

 プラセンタ療法とは、胎盤から抽出されたプラセンタを使用した若返り療法です。人胎盤エキスを使用しますので、副作用の心配がほとんどありません。また、厳密に加熱滅菌処理された医療用プラセンタのみを使用しておりますので感染等の心配もなく、安心してプラセンタ療法をお受け頂けます。モデル・芸能人・プロスポーツ選手など、多くのセレブから絶賛されています。
 効果としては、美肌効果、抗酸化作用、肉体疲労回復、美白、はりが蘇る、ツヤがでる、たるみの改善、乾燥の改善、養毛作用、白髪の軽減、肩こりの改善、眼精疲労の軽減 などが挙げられます。その他自律神経異常、更年期障害等にも有効であるという報告がなされています。

検診は何歳から始めたらいいですか?

 乳癌の患者さんは増えています。乳癌で毎年約5千人の方が亡くなっており、徐々に増加しています。また、近年はあらたに約2万人の女性が乳癌登録されており、治療を受けています。厚生省では30歳からの乳癌検診を薦めていいます。乳癌のほとんどは自分でしこりを感じて、発見につながっています。少しでも早い段階で発見できれば完治できる可能性のある癌なのです。特に、リスクが高いのは50才前後、いわゆる閉経期および閉経後です。乳癌の発症にはこの時期の卵巣機能の低下によるものが十分考えられます。この時期の女性(40才以上)はマンモグラフィの撮影をお薦めします。最近、触診だけの乳癌検診に加え、マンモグラフィ併用検診が行われつつあります。50,60,70,80才の患者さんが増加しています。ぜひ、マンモグラフィを撮ってみてください。乳癌が社会問題までになっているアメリカでは、8人に1人が乳癌と言われています。日本でも食文化の欧米化に伴い増加の傾向にあります。特に40歳以上の閉経前後女性はご用心ください!!

自己検診でしこりを見つけたらどうしたらいいでしょうか?

 乳腺を専門にやっている外科医にご相談ください。乳癌の治療はここ10年間で変わりました。十分なる経験と知識を取得された乳腺専門医のご意見を聞かれることをお薦めします。そこでは、乳房エコー、マンモグラフィを行い、腫瘍があれば、細胞診(注射にてしこりの細胞をとる検査)を行います。これらの検査の結果をふまえ、乳癌の診断が行われます。乳房エコーは超音波を利用し、手軽で体に侵襲のない検査です。年々機械の性能が良くなり、小さな腫瘍がわかるようになりました。マンモグラフィは、触診でわからない微小な癌を見つけることができます。ただ、エコーと違い放射線を利用しますので、妊娠中の方、可能性のある方、乳腺の豊富な若い方に非有効です。もう一つ、乳頭乳汁分泌があります。乳頭から授乳期でもないのに乳汁がでることがあります。特に血性になると注意が必要です。乳管の中に腫瘍ができ、その血管が破綻し出血を起こします。この際も良性、悪性がありますので、早めに専門医へご相談ください。

しこりは必ず手術でとるべきですか?

 しこりが癌でなければ、切除する必要はありません。ただ、癌の可能性があるしこりを放置しておくことは心配です。しっかりとした診断が必要です。先に述べた乳房エコー、マンモグラフィ、細胞診に加え、診断をつけるため、組織診(しこりだけ切除する手術)を行うことがあります。

乳癌はどうやってできるのですか?

 乳癌のほとんどが乳管癌です。まず乳管の中に癌が発生し、その癌がだんだん広がり出します。そして乳管を食い破り乳腺へ脂肪へと一挙に広がり出します。こうして初めてしこりとして触れてくるのです。簡単に申しますと、水道管のさびと同じです。水道管の内部にさびが広がり、そのうち水道管を破り、ドドーッとさびが広がり出すのです。この最初の癌細胞は医学の進歩とともに解明されつつありますが、まだはっきりとした見解はありません。

母が乳癌でしたが、遺伝がありますか?

 ここ5年ほど遺伝子の研究が盛んに行われております。欧米では、ある遺伝子を持てば、かなりの確率で乳癌になることが解りつつあります。しかし、この遺伝子を持つ日本人は少なく、日本人の場合はいろんな素因の中で遺伝子をあげることは出来ますが、一概に乳癌が発生するとは言えません。

“乳房温存手術”どんな手術?

 医療レベルは日に日に進歩していると言われるものの、まだ乳癌の治療の第一選択は外科手術です。悪いところは切除することが重要です。ところが、この外科手術のやり方が変わりつつあります。以前は、乳癌と診断されれば腫瘍の大きさに関係なく全乳房切除と胸の筋肉まで切除していましたが、10年ほど前より乳房温存手術が始められました。現在では、施設によって多少違いますが、約3割以上が乳房を残す手術、つまり温存手術が行われています。温存手術には色々なやり方があるのですが、一般的に腫瘍より約2cm周囲の安全域を設けて切除する乳腺部分切除のことを言います。乳腺を多く取れば美容的な問題がおこり、少なく取れば癌の遺残がおこり再発へとつながります。リスクを伴った手術法であることをご理解ください。まだまだ専門医の中でも治療方針の違いがあり、必ず治療医の御意見をお聞きください。

 実際、日本では、腫瘍が3cm以下の方に多く施行されておりますが、私は癌を取り残すことない手術を基本理念としておりますのでご本人、ご家族の十分な治療に対する理解の中で行っております。よく“温存手術をやってください”とみえる方がいらっしゃいますが、乳癌はあなたが触れている部分のみが癌の部位ではありません。最初は癌が乳管の中に発生し乳管を広がりだし、そして、この乳管を食い破り、しこりとして触れだすのです。しかし、まだこの乳管の中の癌を見つける方法はありません。癌細胞を認識する方法がない限り、治療医の持っているデータと経験が最重要となります。

 では、私が皆さんへ提供できるデータをお話しましょう。私が所属しております久留米大学乳腺内分泌外科で約200人の腫瘍径2cm以下である乳癌患者さんの乳房を検討しました所、腫瘍から2cm離して切除したとすると、16%の人が切り口に癌が残っておりました。残りの84%の方が温存手術を受けることができることになります。手術の結果で、切り口に癌があった場合、再手術か放射線治療で経過を見るかの選択が必要になります。乳癌になれば皆さん全身への転移、特に肺、骨への危険性を担うのですが、温存を受けた方はこれに残存乳房への再発がプラスされることもご理解していただきます。
 それにもう一つ、残存乳房内の癌の存在(乳房内多発癌)があります。しこりとして気がついた癌以外に今の検査機器では見つけることのできない微小癌の存在があります。(私共のデータでは約6%)。日本人の乳房内多発癌に対するデータは現在検討中でまだ結果が出ておりませんので、乳癌の多い欧米の資料を利用して、放射線治療を勧めています。再度申し上げますが、現在、乳房温存手術は、学会でも統一された治療方針が検討されつつありますが、治療医で意見が異なります。専門医に御相談の上、乳癌について十分ご理解をされて手術をお受けになることをお勧め致します。

先頭へ